【フィード・ワン株式会社】2016年3月期 決算説明会

【フィード・ワン株式会社】2016年3月期-決算説明会

皆さん、おはようございます。
代表取締役の山内でございます。
本日は宜しくお願い致します。
我々、地味な業界の地味な会社の決算説明会に、斯くも沢山おいでいただきまして、心より御礼申し上げます。
今ちょっと地味な業界と申し上げましたけれども、飼料業界ということで皆さんご存知、あまり詳しくない方も沢山いらっしゃるかと思いますけども、飼料業界は、畜産・水産のバリューチェーンの一番川上にあるところで、飼料なくしては、肉も卵も魚も作れないということで、我々仲間内では縁の下の力持ちというような言い方をしておりますけれども、非常にコツコツと地味にやってる業界でございます。
しかし、昨今TPPその他で安倍政権をはじめ自民党の小泉農政府会長等々の動きにありまして、全農さんへの改革ということが世間でも取り沙汰されております。
こういう中で、非常に小さい業界ではありますが、非常に大きな変化が今後起こってくるのではないかなと考えておりますし、日本の飼料・畜産業界というのは、例えば和牛とかですね生で食べられる卵とか、非常に大きな高い技術を持ったところもありますので、これから業界再編も含めて大きな変化がある業界だと思っておりますので、面白いと言ってはちょっと語弊があるが、非常にやりようによっては大きく変化していける業界ではないか、あるいは弊社も含めて、変化できるのではないかと考えております。

会社概要

フィード・ワン会社概要

前置きはそれぐらいにしまして、弊社の概要につきまして簡単にご説明させていただきます。
もう皆さんご存知かもしれませんですけれども、弊社はまだ合併したての産まれたばかりの赤ちゃんのみたいな会社でございます。
協同飼料という会社が1953年に創業いたしました。
日本配合飼料株式会社1929年の創業で両方とも古い歴史のある会社でございます。
しかし、後段で詳しく述べますけれども、業界環境の厳しい中で、それぞれ単独ではなかなか生き残りが難しいであろうと経営相応の判断のもとで、これは1つ一緒にやっていこう、やっていかねばという判断のもとで、経営基盤を強化しないとこの厳しい環境の中では生き残れないのではないかということで、思い切って経営統合しましょうということになりましたのが2014年の10月でございます。
この時には、フィード・ワンホールディングス持株会社方式にいたしまして、その下に協同飼料と日本配合がぶら下がるというようなことでスタートいたしました。
その後、色々とTPPの進展とか世の中の全農の流れ・政府と全農との駆け引き等々をみておりますと、なかなかゆっくりしてられないなと、当初はフィード・ワンホールディングスを設立した当初は3年以内の完全合併で想定しておりましたが、そこまで待てないということで、やや早いかなという経営判断ではありましたが1年後の2015年10月に完全合併いたしまして、今日のフィード・ワン株式会社を設立さていただきました。
まだ産まれて8か月弱の赤ん坊みたいな会社ではございます。

経営統合の狙い

フィード・ワン経営統合の狙い

今回、歴史ある両社が色んなものを捨てて一緒になったというところには色々な目的がございまして、ここにありますように生産から販売まで一貫したフードバリューチェーンの構築・アジアを中心としたグローバル事業の推進・開発力の強化とサービスの拡充・生産体制の効率化とニーズに合った設備投資、スケールメリットを活かした市場競争力の強化、こういう事を狙って一緒になったわけですけども、1つ1つがそれぞれの別々の会社1社では成しえなかったというアイテムばっかりでございまして、2社が1つになったからこそ、これらのことが今実現しつつあることでございます。
これらの元締めといいますか、上にかかげた経営理念として先ほど飼料はバリューチェーンの一番川上にあるというふうに申し上げましたけれども、フィードをはじめの一歩として畜・水産業界の持続的発展に貢献し食の未来を創造します、ということを共通の経営理念といたしました。

1年で完全統合を完了

フィード・ワン1年で完全統合を完了

そういう中で、先ほども申し上げましたけれども、世の中はTPPはじめ、全農の動き・政府の動き色々大変めまぐるしく動いておりましたので、できるだけスピード感を持って経営統合を実行しようというのが経営判断でございまして、最初の2014年10月のフィード・ワンフォールディングスの誕生を契機に本社を移転し、管理部門・研究部門・購買部門を一気に統合いたしました。
それから、15年4月に完全統合を見据えた営業体制、各全国に8カ所の営業支店がございますが、これを1つのビルの事務所に集約いたしまして、将来の完全合併に合わせて管理体制を整えて、それが管理本部、先ほども出ましたですけれども統一も図ったと。
それから、ちょっと早いというところもありましたけれども、もう待ってられないというところで2015年の10月にフィード・ワン完全統合ということで、グループ子会社の商号変更、フィード・ワンブランドの新4銘柄の発売などを含めて、ここで完全に一つの会社になったということでございます。
その後も、色んなことも政策をうちましたけれども、まずインドの水産飼料工場の進行が3月から始まりまして、今フル操業で回っているところで、まだ立ち上げたばっかりでございますが回っておりますということと、後で詳しく述べますけれども、北九州に水産飼料工場をこれは国内最大級の工場でございますが、これの建設を決定しすでに着工しておりまして今工事の真っ最中と、来年の3月~4月には初出荷にこぎつけられるようになるのではないかと考えております。
これ以外にも、矢継ぎ早に手を打ちまして、世の中の速さに取り遅れないように今進めている真っ最中でございます。

事業内容

フィード・ワン事業内容

これは、私どもの事業内容を簡単に書いたものでございます。
おおざっぱに言って、飼料事業と食品事業に別れます。
飼料事業でも、畜産飼料と水産飼料がほぼ7割8割を占めておりまして、それ以外に実験動物用飼料とか養蜂飼料これはミツバチの飼料ですけれどもそれから、ペットフードの製造・販売などこの辺は量的には少ないですが、収益的にはまずまずというところで、この辺の飼料販売の飼料事業だけで、売上構成比でいいますと2,289億円、前期の売上高の72%、営業利益構成比でいくと82%を飼料事業が占めております。
もう1つの食品事業、これは私どものお客様である農家様が作った牛肉や豚肉や卵、または養殖業で作った魚を買わせていただいて加工したり、小売りに販売したりする食品事業を今やっております。
これが、売上高で約27%、利益率で12%というような構成になっております。

販売体制・生産体制

フィード・ワン販売体制・生産体制

これは、今の一緒になったフィード・ワンでの販売体制・生産体制を表した図でございます。
それぞれの、個別だった個社だった時の北海道が強かったり九州が強かったり、それぞれあったけれども、今両社の工場が全部で全国に14工場、北海道で2工場・東北で3工場・関東で3工場・中部地区で2工場・関西に1工場・九州に北と真ん中と南で3工場ということで、特に畜産県と言われている、九州・関東・北海道・東北辺りで、しっかりとした生産設備の工場を有していると、全国ネットワークで有しているということでございまして、我々の中には業界特有の自社工場と他社との合弁工場というのがありまして、自社工場というのはフィード・ワンオンリーの資本で作っている工場で、他社との合弁工場というのは、さらにもう1社なり2社なり入れて、一緒に工場を作っているというのが合弁工場になります。
この中で、知多と関西で今水産飼料、ここにありますものは全て畜産飼料の工場でございまして、この中に知多と関西で水産飼料も作っております。
また、これ以外に食品ということで農場も含めて、多くの製造拠点・加工拠点を持っておりますけれども、それから稚魚の販売拠点としましては、全国北海道九州まで8営業拠点を持って、この14工場で作られる飼料をその営業所で販売しているというようなところでございまして、いずれにしましても1社ではできなかったことが、2社で全国ネットワークの生産と販売体制を作り上げることができたということでございます。
私から、会社の概要は以上簡単に終わらせていただきますけども、次に専務の野口より前期決算の詳細について報告をさせていただきます。

決算の実績と予想

フィード・ワン決算の実績と予想

専務の野口でございます。
私から、決算の実績と業績の予想ということでご説明させていただきます。
今回の決算でございますが、実は第2期ということで1期目の決算でございますが、10月に統合したということなので、開示しております資料には日本配合飼料の通期、それからフィード・ワンとして詳記につきましては第3・第4交代がフルで入っておりますが、協同飼料の第1Qと第2Qが、開示資料には入っておりません。
これでは比較になりませんので、快適に連結をして参考資料として表示をいたしまして決算のご説明をさせていただきたいと思います。

とうもろこし輸入価格・飼料販売価格の推移

フィード・ワンとうもろこし輸入価格・飼料販売価格の推移

まず、当業界の特徴であります、今回の決算をご理解いただく上での前提条件でございます。
ここに書いてありますのは、とうもろこしの輸入価格の推移でございます。
そして、とうもろこしが大体平均的に見ますと、配合飼料の45%ということなので、ほぼほぼとうもろこしの価格に原価がリンクしているという形でご理解いただきたいと思います。
そして、ここが決算説明しております当期でございます。
前期につきまして、3か月ごとに実は価格を改定しております。
この価格は、原料の価格を想定して原料の価格に合わせて価格改定を行っていると、業界の中で3か月ごとの定期的に価格を改定する業界ってなかなかないのですが、これが前期でございます。
当決算期でございますが、ここにつきましては期初からずっと値下げを続けております。
結果としますと、飼料の販売価格が前期に比べて当期は単価でいくと5%減少しております。
簡単に言うと、同じ数量を売ったのであれば、当然ながら売り上げは5%減るということでございます。
基本的には、当社の場合は配合飼料の付加価値の部分が、利益の根源になっておりますので、売り上げに対して売り上げ対比に対して利益率が付くのは、なかなか見えないということなので、販売の単価に対する利益率という形ではなくて、絶対利益で業績を比較するという形になると思います。

2016年3月期決算概要

フィード・ワン決算概要

これは、決算の概要でございます。
売上高、今申し上げましたように、今回は売り上げがマイナスになっております。
2289億ということで前期比で3.2%、これから比率のパーセンテージについて、内訳をご説明したいと思います。
まず、売り上げでございますが畜産飼料販売につきましては、数量は増えております。
しかし、販売の単価が先ほどご説明したように平均で5%強減っているということで、売り上げに対しては2.7%畜産飼料でマイナスになっております。そして、食品事業につきましては、子会社を売却しておりますので、売却をしました子会社の売り上げが抜けていることで減収になっております。
続きまして、営業利益原料単価もパーセンテージで落ちております。営業利益につきまして、ここでは4.5%マイナスになっております。
これは、後段で詳しくご説明させていただきますが、まず原料営業利益の中の原料として統合シナジーによりまして、飼料原価が低減しているというところが原価のマイナスという形になっております。
特殊要因につきましては、今回の合併をしました、経営統合をしましたので、企業結合の会計に伴う特殊減がございます。
これは後程、それを下半すれば実質増益という形になっております。
ここの、営業利益から経常利益で約2億4千万程、営業外で増えておりますがここは主要因としまして持分法による投資利益の増加・肉豚基金割戻金のスポット収益、ここがなかなか難しいのですが業界では基金を経費で落としておりますが、ほぼ肉の価格が下落をしなければ基金の補填がないと、そうしますと積み上がったものを3年にいっぺん1年分を除いて割戻をしている、これが営業外に出ています。
これが特殊要因となっております。
その他、当期収益による子会社売却による特別経常利益の計上、あと一部減損が入ってるというところでございます。
ここで、設備投資ということで37億7800万と前期に比べて大きく増えております。
減価償却をほぼほぼ17億程オーバーしているところでございますが、先ほど山内からご説明させていただいた通り、北九州の工場が約50億の投資をしておりまして、1期目で土地の4億円プラス分割払いの設備資金の投資と、これは合わせて約16億ございますので、オーバーしている分の大半は北九州の工場の建設関連資金の投資が行われているということでございます。

2016年3月期セグメントの状況

フィード・ワン2016年3月期セグメントの状況

セグメントでございます。
ほぼほぼこの飼料と食品でほぼほぼ占めております。売上につきましては、3.7%減少でございます。
これは、数量が増えていることで売上が1.7%増えております。しかしながら、原料の販売の単価が落ちていることで5.4%減少、これで3.7%の減少となります。セグメント利益につきましては、この後で営業利益の分解をしておりますので、そこでご説明しますが実質的には増益という形になっております。
もう1つの柱、食品事業でございます。
こちらも、2.8%減っておりますが子会社を売却しておりまして、その分の売上が抜けているということで5%のマイナス、それ以外の部分につきましては他の子会社分でカバーをしてマイナス2.8%になっております。
セグメント利益で、10%減っておりますが子会社売却による減益で38%、これもその他の子会の増益でほぼほぼカバーしている形になっております。
その他は、ほとんど売上といってもですね機材の販売等どちらかというと、飼料販売にかかわるところにリンクしているので自然体という形になりますが、売上が増えていたということでございます。
今ここでお話ししました通り、当社の業績を見ると1つは販売の単価に対しての利益率の問題と、それから数量が一番大事なところでございます。数量が増えれば、必然的にその分の利益が増え実質的な売上とみていただきたいと思います。
畜産飼料で、2%前期でプラスになっております。
産卵用・卵を産む鶏の餌で3%、食肉用の鶏・豚・牛全て2%ずつで、畜産飼料では2%、水産飼料では8.1万トンでマイナス16%になっております。これは、特殊要因がございまして今回の決算の4月に値上げをいたしました。
そうしますと、1か月強ぐらいは駆け込み需要で先に先取りをしてしまったと、これが0.7万トン程ありますので、それを勘案すると実質的には2%程の水産飼料は売上では減少しております。数量では減少しております。
2%の要因ですが、これも自然との闘いで養殖関係の飼料がございますので、四国・九州では久しぶりに赤潮・台風の影響があり、赤潮・台風が来ると魚を生け簀から出して被害にあう前に売ってしまうと、餌を食べる魚がいなくなってしまうと、その辺が具体的な要因マイナス2%となっております。

営業利益増減要因

フィード・ワン営業利益増減要因

これが先ほどからご説明してます営業利益の増減要因でございます。
この36.6というのが36億6千万、これが開示してます資料に協同飼料の上期を合算した数字でございます。
そして、今期開示してますのが34億9千万と、前期比でこれだけ比べますと1億7千万マイナスとなっております。
ここで、黒い棒が8億8千万ございます。
これは、統合する際に取得企業は日本配合飼料・非取得企業が協同飼料ということなので、非取得企業する協同飼料の資産を全て時価で算定して合併することになります。
そうしますと、協同飼料の持っていました売掛債権に対して時価評価したところ、8億8千万の時価が低いという評価をいただきました。この日、8億8千万には実質貸倒引当金を積みまして、実質の資産の価値を出しました。
ただし、この部分は時価の評価ということなので、協同飼料の時価に含まれておりますのでこの部分は連結をしますと実質的には純資産額で調整をしていますのでちょっと細かい話になって恐縮なのですが、連結をする際にはこれは戻しております。
こういう、特殊要因の会計上の問題、ノンキャッシュでノンキャッシュアウトなので、この問題については評価上の問題だということなので、ここでは今期戻っている利益に貢献して貸倒引当金の戻し入れと、前期評価の減貸倒引当金という特殊要因を除くと、本業ではどうだったのでしょうかということで、営業利益のご説明をさせていただきます。
詳しくは、ここに書いてありますように原料の販売数量が増えましたということと、利益率が増えましたと
あとは、配合飼料に安定基金というのがあります。
安定基金の数量が増えると拠出する金も増える形で、いわゆる本業の中で稼いだ分としますと2億6千万の営業利益が実質的にはプラスであるとゆうことでご理解いただきたいと思います。

2017年3月期業績予想

フィード・ワン2017年3月期業績予想

これからは、業績の予想になっております。
売上でいきますと、ここでは3.5%増ということになっております。
内容的には、セグメント別で後からご説明はいたしますが、畜産・水産する飼料の販売量の増加、販売価格の上昇ということで見込んで計画しております。
そして、営業利益でございます。
今回は、34億に対して40億ということで営業利益は14.5%の増加という形になっております。
中身としまして、利益率・販売飼料のセグメントの違いですね、原料費率低下いわゆる原価低減ということと、食品事業におきましては販売条件の改善、これは食肉・鶏卵を販売するときに流通系と取引をする中で、販売条件の交渉によりながら改善をしていくという内容をここに書いております。あと、経常利益・当期純利益に関しましては、先ほどご説明してました一過性の問題につき排除し、これはないことを前提にしております。
そして、またまたここで減価償却を約14億程上回る投資をしております。
ほぼほぼは北九州の工場の建設資金でございます。前期・今期・そして来期に3回に分けて支払うことになりますので、2回目の支払いが入って35億という形の設備投資の支払いが続いております。
だから、実質的に設備投資の支払いは、次の期にも行われる分割の3回という形になります。

2017年3月期セグメント別予想

フィード・ワン2017年3月期セグメント別予想

セグメントでございます。
飼料セグメント、売上では6.6%増えております。
これは数量増で1.8%、これは想定の単価で4.8なので、ここの部分の売上は先ほども申し上げましたように、利益とは相関関係はほとんどないという形になっております。
セグメント利益として52億ということでこれは6.5%増えておりますが、トンあたりのセグメント利益、これはトンあたりどれぐらい儲かりましたかと、この絶対数が増えれば増えるほど収益が増える形になっておりますので、このセグメント利益のトンあたりの中身が改善されることを前提にしておりまして、ここで4.7%になっております。数量が増えることによって、1.8という形になっております。
食品事業につきましては、4.4%マイナスとなっておりますが、これは前期子会社を売却をしておりますので、売上がすっかり抜けているというところで4.6%、それ以外は農場事業の成績。
農場を8つほど持っておりますが、この農場の成績、豚で簡単に言いますと、1回のお産でどのぐらい生まれ死亡が減るのかと、そういう農場成績を含めたところで、0.2%改善をするということでございます。
食品事業のセグメント利益につきましては、23.2%増ということなんですが、前期の子会社売却の損益というのは、前期・今期で通算しますとほとんど影響はない形になりますので、食品の子会社の利益の改善ということでございます。
あと、単体の中でも利益の改善というのは、商品構成・販売条件であるとか複合的な問題でございます。
その他については、横置きとさせていただいております。
この、売上の前提となります畜産飼料・水産飼料の販売数量でございます。
ここでは、年率で言いますと1%の増加ということで、基本的には卵を産む鶏への餌については横ばいですが、食肉用の鶏でほぼほぼ大きな5%の増加、豚と牛については微増の1%増加で計画しております。
また、水産飼料につきましては17%増加ということになっております。
9万5千トンとなっておりますが、駆け込みの需要の増減を差し引くと、実質的には8%増加ということになっております。
この数量の増加につきましては、淡水魚・海水魚とありますが、今回は海水魚の商品・製品こちらで前回増加を図りたいという計画になっております。

今後の中長期戦略

フィード・ワン今後の中長期戦略

以上で、決算の説明は終わらせていただきます。
その後、引継まして社長の山内から今後の中長期戦略についてご説明させていただきます。
それでは続きまして、今後の中長期戦略を私の方からご説明させていただきます。

フィード・ワン事業環境

フィード・ワン事業環境

これは、日本の飼料業界を取り巻く環境でございます。
一見にしてわかりますように、非常に厳しい環境になっております。
まず、国内飼料流通量の減少と左上にありますけれども、長年日本の畜産飼料の生産販売量は2400万トンと続いておりましたが、最近の2~3年は2,350万トンぐらいまで減ってきております。
水産飼料につきましては、だいたい60万トンぐらいで横ばいぐらいという状況でございます。
一重にこれは人口減少・少子高齢化による、食肉消費量の減少と、この右下にありますこの辺が影響しているところでございます。
ただ一点、最近数量があまり減らなくなってきた要因がございまして、インバウンド事業、年間2000万人の外国の方が来られて、毎日どこかで食事され私どもが今まで予想していなかった需要が生まれてきて、最近は畜産物の価格が比較的高値でたもたれておりますが、大きな流れとしまして国内飼料流通量は少しずつ減っていくであろうというのが一般的な見方でございます。
右に行きまして、穀物需要の高まりによる原料高騰・配合飼料価格の上昇というのがございます。
これは、私どもの配合飼料というのがですね90%以上が原料を輸入に頼っておりまして、アメリカからのとうもろこし・ブラジルからのとうもろこし、それから大豆カスとか、そういうものを9割以上海外から輸入しております。
日本は、少子高齢化でございますが、御存じのように世界全体から見ればまだまだ人口が伸びているということで食肉に対する需要というのは急激に伸びております。
当然そのためには、彼らもアメリカからとうもろこしを買ったりというようなことが起こっておりまして、目先は上がったり下がったりと、穀物相場となっておりますが中長期的には、やはり高値止まりするであろうというような背景がありまして、我々の原料の買い付けも苦しくなってきているところでございます。
今、一番喫緊の中で注目されるのが、TPPの推進により安い畜産物の増加が考えられますので、これらの環境を踏まえて我々は単独ではなかなか生き残りは難しいであろうということで、他の会社に先手を打って合併にまで踏み切ったということでございまして、これが日本国内での飼料・畜産業界の環境でございます。

10年後のあるべき姿

フィード・ワン10年後のあるべき姿

そういう中で、どうしたら当社は生き残っていけるのだろうか、あるいは拡大していけるのだろうかということでですね
今の現状と2024年、約8年くらい後にどういう形に会社を持っていきたいかを考えております。
畜産飼料がベースになることは間違いありませんが、それ以外に食品事業・海外事業の2つを加えて、これらの比率も高め、それぞれが関連しあって全体として大きくなっていくというふうなことを考えております。
特に食品におきましては、後でも述べますけれども我々の方から畜産製品、こういう飼料を使えば、こういうお肉ができますよ。と、いうような提案をお客様の方にさせていただいて、飼料から畜産製品まで一本で流れるような提案ができる提案力、あるいは製品の販売力ということを強化したいというふうに考えております。

中期経営計画の位置づけ

フィード・ワン中期経営計画の位置づけ

これは、今後3年ごとに作った中期経営計画でございますが、ホップ・ステップ・ジャンプというようなことで考えておりますが、今の世の中の流れを見ていますと、なかなか10年後の環境の中でどのようになっておりますかわかりませんので、最初の3年間で9年間考えておりますことを実行していきたいので、シナジーの最大化・経営基盤の確立・経営効率の向上というようなものを、今着実に進めているところでございます。

中期経営計画 定量計画と進捗状況

フィード・ワン中期経営計画 定量計画と進捗状況

これは、数量面で見た経営統合・経営計画の定量計画と進捗状況です。
今、専務からもご説明ありましたように売上高は3回の値下げがありましたので、2,460億の売上高に対して前期は2,289億というふうに減少しておりますが、販売数量は約2%伸びておりまして数量自体は予定通り伸びているということで目標達成でいいかと思います。
経常利益につきましても、前期35億の目標に対しまして37億ということで、特殊要因があって37になっておりますが、それがなければもう少し目標達成したと、来年・再来年については40億・48億とちょっと背伸びと言うか頑張らないといけないなと思っておりますところですが、そういう目標を抱えております。
ROEにつきましても、今期は8%の目標に対して8.7%と、目標を設定させていただきました。
これをベースに、来年度は9%・18年3月期には10%というところを目指していきたいと考えております。

経営統合シナジーと統合コスト

フィード・ワン経営統合シナジーと統合コスト

ここまでの合併して、どういうシナジーがあったんだということを、ここに書かせていただきました。
一番大きな合併によるシナジーは、スケールメリットを活かした原料・その他の買い付けによるコスト削減、これが一番大きく出ておりまして、非常に前期の決算には貢献してもらっております。
2つ目は、外部委託生産の自社工場内内製化による製造コスト低減というふうに書いてありますが、我々飼料業界は自分のところの工場だけじゃなくて、他社の工場にも製造を委託したり受託したりし、お互いに外注というような形でやっているところがありますが、これをできるだけ自社工場に内製化にすることによって、自社の工場の製造コストを低減させることを行っております。
統合による監理コストの削減、当然人事・総務・財務・経理とか2ついらないわけで、これらを1つにすることによってコストの削減を行って、実際にそういう効果が出ているということでございます。
今後につきましては、原料共通化による購買コストの低減、これは数量も伸びておりますので、このへんのスケールメリットを活かして、さらに原料コスト・購買コストの低減を図りたいということと、人員最適再配置、今まで非営業にいた方に営業に出てもらって働いていただくとか、そういうことを行って効果を上げていきたいと思っております。
先ほども申しましたけれども、北九州における日本最大級の水産新工場の稼働によって、水産飼料の生産コストと物流コストの低減を考えております。
これは逆に、統合コストにつきましては一過性につき、前期決算で全て吸収済みということでございます。
今後については、そんなに大きな統合コストがかからないというふうに考えております。

各事業戦略の進捗状況

フィード・ワン各事業戦略の進捗状況

これは、それぞれの分野における事業戦略の進捗状況ですが、この後にそれぞれについて具体的に述べますので次に飛ばしていただいて。

主な事業戦略の進捗状況~畜産飼料事業

フィード・ワン主な事業戦略の進捗状況~畜産飼料事業

まず最初に、主力事業であります畜産飼料事業について、どこに今注力しているかというのを簡単にまとめたものでございます。これは、豚とか牛の赤ちゃんの時に飲ませるミルクの製品でございます。
特にそれぞれ、旧日配は子牛のミルクの生産技術に長けていて、協同は豚のミルクの技術に長けていたということで、両方合わせましてミルクは一番生産メーカーの技術に差が出るところで今注力し、ここに出てますフィードアップ・フィードマスター・プレミアムワンミルクという新しい製品として販売させていただいておりましてここの数字にも出てます通り、販売数量も伸びてきております。
これは収益力も高く、もう1つ良い点は、1度ミルクを使っていただくと、今後の育成とか飼育の時にも弊社の飼料を使っていただけるというメリットがありますので、今飼料畜産事業におきましてはここに注力をしております。
そういう製品を作るためには、各工場で生産能力アップのための投資も必要で順次行っているところでございます。

主な事業戦略の進捗状況~水産飼料事業

フィード・ワン主な事業戦略の進捗状況~水産飼料事業

次に、水産飼料事業です。
ちょっと、ご説明しないといけないのですけれども、水産飼料というのは、主原料は畜産飼料だととうもろこしですが、水産資源の主原料は魚粉でございまして、これはだいたいペルー沖のカタクチイワシを原料に致しまして水産飼料の5割~6割が今までの考え方なんですが、世界の環境保護・水産資源の保護の観点からペルーでカタクチイワシを捕ることを非常に制限されておりまして、今なかなか買い付けられない、買っても非常に高値になるということで、当社ではいち早く低魚粉飼料、今まで5~60%程入れていた飼料を30%以下の低魚粉飼料の製作・製造に取り組んできまして、今それができておりまして販売が始まっております。
水産飼料も畜産飼料と同じで、稚魚の時から餌を使っていただくと、そのあとの大きくなった時の育成用の餌も弊社から買っていただけるということで、今注力しているところでございます。
統合合併第1弾の共通の餌として、マダイDPフォースというのを、これは魚粉30%以下の低魚粉飼料ですが販売を開始させていただいております。
もう一つのトピックスとして、先ほどから何回か出ておりますけれども、北九州市に日本最大級の水産飼料工業、九州と四国で日本の養殖業のほぼ50%程の生産をやっておりまして、ここに工場を作ることは非常に物流面とか販売面において有利ではないかと。
50億円という、当社にとっては大きな投資額なのですが、これを決断いたしまして今着工して工事中でございます。

主な事業戦略の進捗状況~食品事業

フィード・ワン主な事業戦略の進捗状況~食品事業

これは、食品事業です。
まだ、食品事業につきましては売上高で5~600億というところでなかなか飼料事業には及ばないのですが、今後のことを考えますと、この食品事業に力を入れることが非常に当社にとって大事であろうと。
例えば、こういう飼料を使って、こういう育て方をしたら、こういうやわらかいお肉、あるいはジューシーなお肉、あるいは健康的なお肉・卵ができますよ。というような提案ができるようにし飼料から生産まで一貫したルートが出来上がるということで、今社内にチームを立ち上げましてマーケティング・ブランド化・研究所も加わりまして、主両面で技術的なことも加えてブランドの豚肉の比率が年々上がっておりまして、例えば日本の和牛あとか豚肉でもブランド肉とかが当然増えてくると思いますので、こういうところに非常に力を入れていきたいというふうに考えております。

主な事業戦略の進捗状況~海外事業

主な事業戦略の進捗状況~海外事業

最後に、海外事業でございます。
今、当社はベトナムで畜産飼料事業、インドで水産飼料事業を行って経営しております。
ベトナムの方は、旧協同飼料が2011年に双日さんとJVで畜産飼料、主に豚、今は鶏もやっておりますが、その飼料の製造販売を始めまして丸3年が経ち4年目に入りました。
海外ですので色々と苦労も多いですが、ようやく今期単月で黒字が見込めつつあります。
インドの水産事業につきましては、Shalimar Groupというインド現地の有力企業とJVで水産飼料を製造販売しておりまして、販売開始した直後ですのでまだまだこれからなんですが、既に製造が追い付かないぐらい注文が来ているという状況で、やはりアジアの需要というものは非常に強いなということを今実感しておりますところでございます。
海外事業につきましては、今すぐに利益を求めると言うことではなくて、縮小する国内マーケットをにらんで将来5年後・10年後に収益の柱の一つになってくれればいいなということで、早く第2工場、第3工場それぞれですね他の国を含めて粘り強く、辛抱強く育てていきたいと思っております。

~クロマグロ完全養殖事業化の取組み~

フィード・ワントピックス ~クロマグロ完全養殖事業化の取組み~

以上で、4つの中心分野の説明は終わりますが、もう1つトピックスとしまして、当社は長年クロマグロの完全養殖の事業化に取り組んでおります。近大さんが、クロマグロの完全養殖の事業化に成功され皆様よく御存じかと思いますが、途中から水産会社の極洋さんと合弁会社にいたしまして、ようやく今目処が立ちつつありまして四国の愛媛に来年の末か再来年の頭ぐらいに、完全養殖されたクロマグロが初出荷できるというようなところまでようやくこぎつけまして、これも1つは会社としての夢と将来の収益源それから環境に配慮をして進めていきたいと。
これはご参考までにというところでございます。

株主還元

フィード・ワン株主還元

最後でございますが、連結の配当性向でございます。
還元方針ですけれど、長期的発展の礎となる財務体質強化となりうる内部留保の充実と安定配当を基本として連結配当性向25%以上を目標と致します。
前期につきましては、合併の懸念配当の一連がありましたので34.2%とちょっと高くなりましたが、今後も、安定的にある程度の配当を行っていくべく日々頑張っていきたいと考えております。
私からは以でございます。
どうも、ありがとうございました。

フィード・ワン株式会社のIRはこちら
http://www.net-presentations.com/2060/20160524/flashplayer.html

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