【エバラ食品工業株式会社】2017年3月期 第2四半期決算説明会

【エバラ食品工業株式会社】2017年3月期-第2四半期決算説明会

本日はお忙しい中このように多数の方にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
専務取締役の高井でございます。
今回もお手元の資料に沿いまして、まず私のほうから2017年3月期第二四半期の業績の概要と、今期の業績の見通しについてご説明をさせていただきます。

決算のポイント

エバラ食品工業決算のポイント

決算のポイントをまとめています。
業績全体としては、前年同期と比較して増収、営業利益ベースではわずかではありますが増益という結果となりました。
計画対比では、売上はほぼ計画どおり、利益面では計画を上回る業績で推移をしております。
その要因として、売上面では当社主力商品であります、「黄金の味」「浅漬けの素」がこの第二四半期好調に推移したこと、鍋物調味料以外にもカテゴリーを広げましたポーション調味料も着実に売上を伸ばしたこと、また物流事業を中心としてその他事業も前年同期と比較して売上を伸ばしたこと、などが挙げられます。
利益面におきましては、まず売上原価ですけれども、前期から今期にかけて設備を敷きましたポーション調味料の生産ラインの設備投資、この償却費負担が今期は発生しているのですが、その費用増を収益力の高い主力商品の増収でカバーして、売上原価率は前年同期と同率に抑えることができております。
一方、販管費は広告宣伝費をこの上期に比重を置いて投下したことなどによって、販管費率は0.2ポイント増加いたしました。
売上高の増加と合わせて、これらの点が営業利益、実績につながる要因となります。

損益状況

エバラ食品工業損益状況

今ご説明したポイントを含んだPLがこちらになります。
売上高、262億7,500万円、営業利益10億9,500万円、経常利益10億9,100万円、四半期純利益6億8,500万円となりました。
計画との対比におきましては表中右側、ご覧いただいている通りとなります。
なお、当第2四半期との計画との差異につきましては、決算短信の発表に先立ちまして10月25日、業績予想の修正に関するお知らせとして開示いたしております。
また、経常利益につきまして減益となっておりますけども、こちらは営業外費用として、為替差損4,700万円を計上したことによります。

営業利益増減分析

エバラ食品工業営業利益増減分析

こちらは営業利益の増減分析です。
売上高の伸長による、売上総利益の増加がある中、先ほど説明した広告宣伝費の増加などの要因により、営業利益微増、となっていることがお分かりいただけるかと思います。
販売にかかる拡販費についてなんですけども、金額ベースではご覧いただいている通り6,400万円増と、なっておりますけれども、変動費ベースでは15.8%となっておりまして、前年同期比0.2ポイント減、抑制できております。

損益状況(四半期推移)

エバラ食品工業損益状況(四半期推移)

こちらは、第1四半期、第2四半期それぞれでみた売上高、営業利益を、前年同期と比較しでグラフ化した資料になります。
売上高につきましては両四半期とも増収となっておりますが、第2四半期の伸び率が幾分低下しております。
これは9月後半まで続いた全国的な高温傾向によって、鍋物調味料の立ち上がりが遅れたことの影響によると、分析をしております。
営業利益では、第2四半期が減益となっていますが、これは先ほど説明しました広告宣伝費の投下が、特に7月から9月に大きかったことが主要因となります。

セグメント・製品区分別売上高

エバラ食品工業セグメント・製品区分別売上高

こちらは当第2四半期のセグメント別、製品別の売上高をまとめたものです。
事業全体で2.1%増収、その他事業で前年同期6.7%増収となっております。
それぞれの区分で説明をしてまいります。

セグメント・製品区分別売上高-食品事業(家庭用商品)1

エバラ食品工業セグメント・製品区分別売上高-食品事業(家庭用商品)1

まず食品事業の家庭用製品です。
肉まわり調味料具につきましてはご覧いただいている通り、第1四半期、第2四半期とも安定して増収基調を維持できました。
特に主力の「黄金の味」が、テレビCM効果、またプロモーション効果もあって、安定して売り上げを伸ばしたことが主要因として上げられます。
さらに前年発売の「プチっとステーキ」も売上の上積みに貢献しております。
これらの結果2億3,400万円、2.4%の増収ということになりました。
下段、鍋物調味料は、ここにも記載したとおり、全国的に気温の高い日が9月後半まで続いたことによって、鍋物シーズンの立ち上がりが遅れたことによって、第2四半期の売上に影響を及ぼしました。
「プチっと鍋」もこの影響を受けて、前年同期実績には届きませんでしたけれども、鍋物市場全体が勢いを欠く中、相対的には検討して市場の定着も進んでいると分析をしております。
一方、既存の「すき焼きのたれ」は、その汎用性の高さから、上期堅調な売り上げの推移を見せて、品群全体の売り上げを下支えしたとみております。
その結果2億3,500万円5.6%の減収という形になっております。

セグメント・製品区分別売上高-食品事業(家庭用商品)2

エバラ食品工業セグメント・製品区分別売上高-食品事業(家庭用商品)2

引き続き、野菜まわり調味料群です。
当第2四半期では前年同期5,500万円1.9%増収という結果になっております。
第1四半期、第2四半期それぞれでみると、8月から9月の天候不順の影響できゅうりの価格が上昇しました。
第2四半期に売り上げの伸びを欠いていることがこのグラフからもご覧いただけると思いますが4Qのトータルで見れば、主力「浅漬けの素」が青果価格、半期ベースでみれば比較的安定していたといえます。
また、浅漬けの素に対する新しいプロモーション展開を行ったことにより、好調に推移したことが主要因となります。
その他群につきましては今年2月に投入しました「プチっとうどん」、またボトル入りの中華調味料が順調に売り上げを伸ばして、また「美味しいキムチ」を主力としますチルド商品も堅調に推移した結果、前年同期を大きく上回る4億1,400万円増34%増収という実績を残すことができました。

セグメント・製品区分別売上高-食品事業(業務用商品)

エバラ食品工業セグメント・製品区分別売上高-食品事業(業務用商品)

食品事業の業務用商品におきましては、現在収益構造の改善を進めている中、スープ群が前年同期実績を下回ったものの、国内強化品の試作や、海外の売上高の貢献もあった肉まわり調味料群や特注品を中心とするその他群が、それぞれ前年同期を上回る実績を残したことによって、全体として1,500万、0.3%の増収という結果となりました。
下段、その他事業につきましては、広告宣伝事業がほぼ前年同期水準にとどまりましたけれども、物流事業が、新規取引先の受注増加、人材派遣事業におきましては事業拡大が図れたことによってそれぞれ前年同期を上回る実績を残しました。
経年の実績動向から見ますと、前年同期かなりその他事業が苦戦したんですけれども、今期挽回ができたと、いうことができると考えております。
その結果全体として6.7%2億100万円の増収となりました。

キャッシュ・フロー

エバラ食品工業キャッシュ・フロー

こちらはキャッシュ・フローの状況です。
当第2四半期におきましては、ポーション調味料の生産ラインの設備投資に伴うキャッシュアウトが、一部まだございまして、投資キャッシュ・フローの仕様が経年よりも少し増加しております。
一方その上段、キャッシュ・フローの獲得額を見ていただくと、前年同期とかなり差があるわけですけれども、この主要因はキャッシュ・フローにマイナスに働く、売り上げ債権の増加額の差によるものであります。
ただし2015年9月前期ですね、2016年9月当期とも9末にBSに計上されております売上債権の残高はこれほど大きな差はございません。
従いまして、それぞれ前期末2015年の3月、及び2016年の3月の売上債権の残高の多寡に起因しております。
従いまして、当該期、前期、当期ともこの半期において何か特殊な要因があったものではありません。
その旨ご承知おきいただければと思います。

2017年3月期業績見通し

エバラ食品工業2017年3月期業績見通し

引き続き今期2017年3月の業績の見通しについてなのですけれども、すでに10月25日、業績予想の修正の中で発表していますとおり、期首5月13日に公表いたしました通期業績予想について現時点では特に変更しておりません。
確かに当第2四半期まで営業利益ベースで2億5,000万ほどの貯金が計画ベースにあるわけですけれども、下期にかけて、当社主要原材料類のひとつであります砂糖類が高騰する見込み、世界的な需給ひっ迫があるかと思います。
その他にんにく、はちみつなどの原材料の値上がりも予想されている中、現時点では、売上高513億7,700万円、営業利益16億900万円、経常利益16億7,200万円、当期純利益8億6,900万円と、期首の見通しを据え置かしていただいております。
下期業績の達成のポイントといたしましては、売り上げ面では先ほど説明しました通り、下期の業績の主力である鍋物調味料が、少し立ち上がりが遅れております。
これをいかにして挽回していくのかという点、あわせて特に「プチっと鍋」については他社から次々と新しい競合商品が投入されている中、今期我々目標として掲げております35億円、この達成に向けて強い売り上げを作っていくということが挙げられます。
さらに鍋物の中で主力である「すき焼きのたれ」につきましても11月より相場さんを起用したまた新しいCM投下しています。
上期堅調に推移した中いかにこちらも好調を維持していくのか、ということが重要かと思っております。
もちろん肉まわり調味料群におきましても、上期順調に推移しました「黄金の」を、いかに好調を維持するかという点、これらが売上面での達成ポイントになるかと思っております。
利益面では、先ほど説明した原材料の高騰が見込まれる中、上期同様に収益性の高い既存商品の伸長を計画通りに進めるとともに、上期は抑制することができましたけれども、販売にかかる拡販費をいかに適切にコントロールしていくのか、という点が重要だと、認識をしております。
これらの点を踏まえて、この業績予想達成に向けて、着実に取り組みを続けてまいりたいと考えております。
それでは引き続き、弊社社長宮崎よりEvolution60、第2ステージの進捗について説明をさせていただきます。

Evolution60第2ステージの進捗

エバラ食品工業Evolution60第2ステージの進捗

それでは私宮崎より、Evolution60の第2ステージの進捗の状況についてご説明をさせていただきたいと思います。

創業60周年に向けた経営ビジョン

エバラ食品工業創業60周年に向けた経営ビジョン

毎回出させていただいているこのスライドになるのですけれども、戦略の起点となる大事な点ですので、もう一度、再掲のほうさせていただいております。
2014年度からスタートした5カ年、経営ビジョンのEvolution60の第1ステージが終わり、今年度と来年度、この2年間を第2ステージと、いうことでい続けております。
現在その第2ステージの1コマ目の半分が終わったと、いうスケジュールになっております。
Evolution60の戦略のフレームは、超高齢化、それから世帯人数の減少、有職主婦の増大、人口減、社会の成熟化によるお客様のニーズの多様化、この5つの社会の変化が、ただいま大きく経営にのしかかっていると、そして速く進展しているという経済状況を強く経営として認識しております。
その変化に会社を適合させて、収益を確保するということがEvolution60のフレームになっております。
基本戦略につきましては、当社の唯一無二の資産である、エバラブランドの価値向上、そして、ニッチを磨く、というということになります。
“ニッチ”という言葉にはですね、マーケティング上においても、いろんな解釈があるかと思いますが、社内では、「エバラにしかできないことを積み重ねる」という共通認識を持っております。
その結果、トップポジションを確立し、事業の収益性を確保するというのがEvolution60のフレームになっております。
その具体的な戦略の道筋としましては、“たれ”を進化させる、コミュニケーションを進化させるという、二つのアプローチをセットしておりまして、企業として進化させていくことが、この中期の経営方針となっております。
第2四半期の業績につきましては、今高井専務のほうからご説明のとおり、今期はポーション調味料の生産設備の償却費用、その負担が増加するということもありまして、増収減益の計画でスタートいたしましたが、上期につきましては、売上はほぼ計画通り増収、利益面では計画に対して上振れしたと、いう状況で認識をしております。

家庭用既存商品の収益力強化

エバラ食品工業家庭用既存商品の収益力強化

上期の業績を大きく牽引したポイントといたしましては、「黄金の味」があります。
ご承知のとおり、当社の基幹中の基幹商品であり、当社の商品のなかでも、高い収益性を誇る商品であります。
前年当期においても、計画に対しても、おかげさまで、好調な売り上げとなりました。
特にこの第2四半期においては、家庭用の既存商品の収益力を上げると、いうことを標榜しているのですけれども、その一端が、この上期において、形になってきたのかな、ということで実感しているところであります。
その取り組みの軸がですね「コミュニケーションの進化」がこの数字を後押ししているということになります。
第1ステージが、去年までの第2ステージの2年間では、企業ブランドの価値向上のための統合戦略PRを実施してまいりました。
この2年間、情報の発信力、お客様に伝わるコミュニケーションを培うPRを、積極的に展開してまいりました。
実は今年から、スタートいたしましたのが、この第2ステージにおいて明確に強化を始めたのが、デジタルマーケティングの領域となります。
今期専任の部隊をマーケティング本部に設置し、まだ試験的な要素も大変多いのですが、拡散してお客様に共有されていく情報を解析し、次の政策につなげてくと。
お客様お一人お一人が求める情報に対して、的確なコンテンツをテレビコマーシャルのみならずデジタルで、お客様お一人お一人に提供すると。
お客様に寄り添い、当社の商品やブランドへの関心を高めていく、そういった、マーケティングの基本にあるところを、時代に適合した、デジタルの形でこの半年、実施してまいりました。
統合のPRとこの上半期におけるデジタルマーケティングの成果を取り込みながら、時代への感性を磨き商品のポテンシャルを高める価値を見出してそれをお客様にお届けする、共感していただく、というアプローチ、をこの「黄金の味」からスタートさせております。
家庭用の既存商品の収益力強化に向けて、具体的かつ本格的な取り組みをこの「黄金の味」からアプローチをしたということになります。
「黄金の味」につきましては会社の伸長率を数字を上回る形で着地を上半期でしているところであります。
今年の3月から「黄金の味」の私どものテレビコマーシャルのタレントを嵐の相場さんに変えました。
あわせて、コマーシャルを見ていただきますと、「果実のコクでお肉がおいしい」という、新しい商品価値の訴求をセットして、この上半期進捗してまいりました。
メーカーにおけるコマーシャルのタレントの起用の条件というのは、どのメーカーさんにおいてもそれは好感度ということになるのですけれども、それも大事なのですが、そのタレントを起用したことによってSNS上で発信力があるかないかというのが今私どものメーカーのコマーシャルのタレントを採用するときのかなり重要な条件になっている、一番のポイントとなっていると申してもよろしいかと思います。
嵐の相場さんだと、かわいい、美味しそうに食べているなどを含めまして、Facebook、Twitter、ブログを含めて、取り扱われ方というのがほんとに非常に大きいものがあるというのを実感しております。
ある意味これからはコマーシャルのGRPではなく、ソーシャルネット上での発信力、もしくは、ソーシャルネットワーク上での発信力それから『いいね!』っていうボタンも含めた反応シェアといったものが広告宣伝のポイントだと思います。
そういった意図をもって嵐の相場さんを採用してから業績も非常に好調です。
いった意味でソーシャルの発信力に期待し、彼を登用したことはよかったなと、強く感じているところであります。
今期の上期の宣伝費の額は、前期に比べて厚くなっております。
この分につきましては、「黄金の味」コマーシャルのカロリーを上げたのではなくて、デジタルマーケティングの先行の仕組みを構築するための取り組みの先行コストというふうにご理解いただきたいと思います。
なぜなら、去年流した「黄金の味」のコマーシャルGRPと本年度流したうちのコマーシャルのGRP「黄金の味」についていうならば、前年度額に対してリターンが大きいということかと思います。
そういった意味では、旧来のアド、PR、デジタルマーケティングが相まって投資効果の高い良質なコミュニケーションができつつあるのかなというふうに感じた上半期でありました。
今後もこの取り組みにつきましては、この秋口からの「すき焼きのたれ」についても、ここら辺のノウハウを注いでデジタルマーケティング、PR、アド、このバランスをどうしていったらいいのかということについて検証を重ねながらコミュニケーションを進化してまいりたいと思っております。

Evolution60第2ステージ

エバラ食品工業Evolution60第2ステージ

今申し上げたのが家庭用の既存商品の収益力強化の一端、「黄金の味」ということになりますが、Evolution60第2ステージで達成すべきことをまとめたのがこのシートになります。
こちらが成長、こちらが収益ということで2軸に分けておりますが、まず向かって左側の将来の収益を生み出す成長分野についてのポイントについて若干触れてまいりたいと思います。
海外事業につきましては、Evolution60終了時、メーカー出荷額で10億円という売り上げを立てておりますが、この目標に向かって順調に進んでおります。
香港、シンガポール、直近では台湾への取り組みにも注力してまいります。
食文化には明らかに国境があるなと、考えております。
それぞれの国、それぞれの地域にそれぞれの食文化があると、いうことを強く感じております。
具体的に言いますと台湾、香港は比較的日本製の品質を、また日本製の商品のコンセプトをそのまま持って行ったほうがお客様が喜んでいただけるのに対して、東南アジアに行きますと、ベトナムですとメインの原料である醬油ですと、ベトナムのお客様は大変しょっぱいということで、逆に言うと醤油の代わりにニョクマムを使ってほしいといったこともあります。
いった意味ではやっぱりそれぞれの国で対応していかなきゃいけないな、というふうに思っております。
私どもの東南アジア、東アジアでの海外戦略につきましては、そのエリアで対応せず、一つ一つの国の食文化に寄り添う対応で、ビジネスを残り2年半、10億を目指さて進めてまいりたいというふうに思っております。
そのほかの成長分野としてのチルド、それからコンビニエンスへのチャネルの拡大についてですが、少しずつですが、しっかり前年の数字を積み重ねております。
コンビニエンスの数字の積み重ねに具体的に大きな貢献をしているのは、先ほど申しあげたポーション調味料のコンビニエンスにおける配荷がコンビニエンスチャネルにおける売上拡大に寄与しているという実感を持っております。
右側の収益に関しては、家庭用の既存商品の収益力強化については先ほど「黄金の味」を例に申し上げた通りでございます。
業務用の収益改善についても着実に進捗しております。
同じく重点施策のポーション調味料の更なる拡充というところなんですけれども、スタートのお盆過ぎから9月にかけて大変気温が高い日が続きました。
プチっと調味料においては「プチっと鍋」が大きなウエイトを占めておるということは事実であります。
ただ、ポーション調味料だけを、全体を見た場合は、暑さの続いた9月も含めまして、第2四半期時点でポーション容器調味料は前年の同期比123%ということで、シーズン前としては十分なスコアを出しているのかなと感じております。
しっかりと市場に定着し、受け入れられつつあるなということ、あと合わせまして生産体制としては40ミリリットルラインの8月から、自社栃木工場で稼働し、20ミリリットルのラインと合わせて両方足しまして約12億円の投資を済ませたということになります。
ラインナップのバリエーションも広がってまいりました。
「たれの進化」「コミュニケーション進化」のうちの「たれの進化」の1つの実現した例でもあるのかな、ということで今後もこの容器が持つ、この時代の適合感「お役立ち」をさらに拡大させてまいりたいというふうに思っております。
なお、生産体制につきましては先行して、来年秋完成予定で、栃木工場に新物流センターを構築いたします。
自社製品を確実に客様にお届けするという機能は、ドライバー不足という状況が顕在化してきた中で今後改めて企業価値として見直され、時代が進むにつれてゆくゆく高く評価されていくという風に考えております。
お役立ちをお客様にしっかりお届けする、ブランド価値を担保し続ける重要な機能とも考えております。
物流の安定化・高度化につきましてはこの新センターを軸に当社のグループ一員であるエバラ物流と一緒になって創造し、現第2ステージにてしっかり形にしてまいりたいと思っております。

ブランド価値の向上

エバラ食品工業ブランド価値の向上

こちらは日経リサーチのブランド戦略サーベイというランキングですね。
緑の折れ線、こちらのほうがBtoBでの評価、赤いのがBtoC、一般のお客様の評価のランキングになっております。
ブランドの価値向上を軸とする経営がスタートしてエバラ食品においては6、7年たちます。
Evolution60においても基本戦略にエバラブランドの価値向上と、セットしております。
ブランディングについては比較的「効果があるのか?」という懐疑的な経営者の方も多いかと思います。
しかしブランディングを進めていくとBtoBそしてBtoCの評価が時系列と共に若干右肩上がり傾向に推移していることにつきましては、お分かりいただけるかと思います。
合わせて株式価値についても東証2部、1部の指定替えという経緯を経てということはありますが、ブランド価値向上の上昇に相関して、そちらの価値も上がってきているということはご覧いただけるかと思います。
私たちのブランドステートメントは「こころ、はずむ、おいしさ。」ということでおいているのですが、人の行動は、その人の「判断基準」に基づくと思います。
ここ6、7年社員一人一人のアイデアや行動が、お客様の心に「こころ、はずむ、おいしさ。」を感じていただけるのか、いつも考えてほしいと社員にずっとお願いしてまいりました。
それは小さな積み重ねかもしれませんが、全員で考えて行動したら、ブランドは必ずはぐくまれていくと社員に伝えてきました。
そういった意味では、経営陣と社員が一丸となって行動した結果が少しずつ形となってきたんだな、といったところで、正直ほっとしているところであります。

Evolution60第2ステージでのポイント

エバラ食品工業Evolution60第2ステージでのポイント

最後に、Evolution60の第2ステージのポイントということを、こちらの方に書かせていただきました。
いずれにしても、エバラのサイズでは面白くなければ気づかれない、生き残れないというふうに感じております。
特に当社の500億円というサイズでは、大手の他社と同じことをやってもなかなか気づかれないということもあります。
あと、ソーシャルネットワーク上でいうと面白くなければ気づいてももらえないということがあるかと思います。
そういった意味では、面白さに磨きをかけて、AIDMA(アイドマ)はもちろん、AISAS(アイサス)のプロセスにおいても、まず、「エバラは面白いな」というふうに思ってもらえるような経営をあと2年半しっかり続けてまいりたいというふうに思います。
あと、エバラにしかできないということで、ニッチを極めるというふうに申し上げているのですのですけれども、狭く、深く、濃く、小さなエリアで、小さなカテゴリーでもナンバーワンを積み重ねてまいりたいと思います。
実はニッチと言われる背景には、小さなエリアの、小さなカテゴリーでナンバーワンでなければニッチとは認めてくれてないというのは強く感じているところです。
いった意味では、トップポジションを必ずセットしていくという強い戦略を踏んでまいりたいと思います。
人口減等々、社会の大きな変化の中で、現在はここ4、5年では「大きさより強さ」を会社として軸点を持っていった方が良いのだろうということで、まさにそのための戦略がEvolution60であります。
通期の業績予想につきましては、先ほど専務からお話が合った通り、砂糖類を中心とした原材料高騰のコスト増ということもありまして、当初の予想を変更しておりません。
ただ経営戦略のとおり、第2四半期までのスコアが見せているとおり、収益力は着実に高まってきていると認識をしております。
また第2ステージのスタートとしても良い手応えを感じているところであります。
そういった意味では、本日お話を申し上げましたこちらの戦略に磨きをかけて、時代に適合した「こころ、はずむ、おいしさ。」を提供できる企業として、残りEvolution60の2コマ半、進化してまいる所存であります。
ご期待いただきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。

エバラ食品工業株式会社のIRはこちら
http://www.net-presentations.com/2819/20161108/flashplayer.html

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