【乾汽船株式会社】2015年度第2四半期決算説明会

【乾汽船株式会社】2015年度第2四半期決算説明会
それではよろしくお願いいたします。

第2四半期連結売上高

乾汽船第2四半期連結売上高-1

第二四半期の連結の売上高と営業利益でございます。
経営統合前の両者の数字を便宜的に足しました前年度実績、当期の期初予想値ですね。
それから当期の実績の比較でございます。
まず売上高から説明いたします。
大きな変化は外航海運事業であり、昨年度実績87億円に持して当期は65億円。
22億円で、その差22億円で25%減しております。
現下の市況の下落は大変深刻であり、スポット比率が高い当社海運事業はこの市況悪化の影響を敏感に受けることになります。
現下の海運市況と当社海運事業については後ほど詳しくご説明をいたします。
倉庫運送事業は本年7月に100%子会社化したイヌイ運送の影響で増加。
不動産事業は入居率の改善で増加しております。
下段の営業利益は、安定している倉庫運送事業と不動産事業に比較して海運事業が大きく赤字となりました。
昨年度実績に比し売上の下落とほぼ同じ額の22億円を減じました。
一方、全社費用は経営効率化も貢献し2億3,300万円、30%の圧縮が出来ました。

通期連結売上高

乾汽船通期連結売上高

通期の連続、連結売上高と営業利益でございます。
通期も同様に、経営統合前の両社の数字を便宜的に合算いたしました、2013年度実績。
上期だけを合算させました、前年度実績。
それと当期の連結業績予想を比較しております。
通期になりますと外航海運事業の悪化がさらに大きくなります。
売上では昨年度実績170億円に比して、当期予想は144億円となり26億円15%減じております。
第2四半期と同じく倉庫運送事業の増はイヌイ運送の影響であり、不動産事業の増加は既存物件の入居率の改善によるもので、特に月島荘によるところでございます。
下段は営業利益です。
業績予想における海運事業の赤字は36億円となり昨年度実績からの下落は売上減と同じく26億円となります。
業績予想において倉庫運送事業の利益が減じておりますのは、主として本年9月に神戸の物流不動産を売却した影響でございます。
全社費用は別々の会社であった2013年度の18億円から半年間は一つの会社、半年間は別々の会社という2014年度の13億。
それから通期として一つの会社となる2015年度の11億と段階的にコストセーブができそうであります。

外航海運事業

乾汽船外航海運事業-1

外航海運事業でございます。
右下に上期末の2015年9月末時点の当社の船隊構成がございます。
括弧の中は船主から借り受けている他社保有の船の数が書いてございます。
長期の借船12隻を含む27隻であり右上にある主要輸送品目の通り、穀物や石炭を運んでおります。
なお主要品目の構成に大きな変化はございません。
当社船隊の特徴はハンディーサイズと呼ばれる小型バルク船で、ギアと呼ばれるクレーンが装備されております。
小型であることから喫水制限を回避しやすくクレーンがない港でも荷役が可能なギア付き船は世界中のどこの港にも行けることを特徴とし、その特性を活かした営業を展開しております。
左側のグラフです。
当社船隊に準じた、52型28型のスポット傭船の指標を各々紫色とオレンジ色で記しております。
当社の長期借船の傭船料は赤い棒、当社の船費であるOPEXを青い棒、当社のC/Bを緑の棒で表しております。
C/Bは収入から運行費を引いた利益を稼働日数で割り算したもので、ここにございます紫色とオレンジ色のスポット傭船料とほぼ同じ目線の指標となります。
右下の船隊構成にある通り、当社の55型は4関と少ないのでオレンジ色の28型トレンドに近い構成ですが、緑の棒はそのオレンジ色のトレンドと少し違う動きをしております。
一方赤色の長期借船の棒は長期間を約定しているのでほぼ固定化されるという特徴がございます。
ざっくり申し上げますと赤い棒と緑の棒の差が逆鞘になると言うことです。
それから緑の棒から青い棒を引いたものが減価償却前の自社船の粗利というような見方になります。
今年の夏は長期傭船の全船主に対し契約の変更、印契につき協議を申し入れました。
今現在も協議は継続しておりますが、船主業を取り巻く環境においては解約料を受け解約に応じたところで次なる算段が出来ない状況となっております。
そういった苦しい状況の中ではございますが当社は引き続き粘り強く様々な種類の提案を続けていくつもりでございますが、劇的な効果は望みにくい環境にあります。
黒い縦の線より右側が当該の下期となりますがここで若干チャーターベースが改善しているように見とります。
当社の業績予想は海上運賃先物とリンクさせ予想における申請を排除するようにしております。
業績予想の立案は本年の9月30日現在でそのデータを用いておりますので、10月以降の市況悪化を考慮していない予想となっております。

外航海運事業

ここ直近の市場の動きでございます。
2015年今年の4月1日ですね。今年度に入ってからの海運事業の動きでございます。
激しすぎる動きが一過性のものなのか長期で行動的な要因を含むものなのか見極めが難しい状況が続いております。
業績予想を立案するあたりから、運賃指標は急激な悪化を示しております。
この急激な下落が定着しますと、当社業績には大きな下方圧力となります。
遅くとも第3四半期の決算までにはこの影響度合いを見極めることを前提に引き続き実態も含めた市況の動きに注視してまいります。

倉庫・運送事業-1
乾汽船倉庫・運送事業-1

倉庫事業でございます。
環境の変化に対応した資産配分という観点を含め、保有していた物流不動産神戸みなと倉庫を114億円で売却いたしました。
一方で右下にあります円グラフに記載している倉庫賃貸料は本年10月より激減することとなります。
前年度に売却した博多の物流不動産と合わせて当社の物流不動産施設はこれで0になっております。
左側のグラフは倉庫業における代表的な継続荷主12社の売上と利益率推移です。
月ごとの動きは激しいものがございますが、2014年度の青い線と2015年度の赤い線に加えひし形のポイントを比べると左下の方に引っ張られていることが確認できます。
長く取引を頂いている既存荷主との取引量が少しずつですが減少し、利益が上げづらくなっております。
既存荷主への物流提案業務も継続して行ってまいりますが、新規荷主の獲得に特に力を入れております。
本年度上期の営業成果といたしましては5件の荷主の獲得ができました。

不動産事業-1

乾汽船不動産事業-1

不動産事業でございます。
不動産は総じて好調であります。
ご覧の通りの特に一番下の稼働率というのを見ていただけると、1、2、3というところがほとんど100%に近い動きを示しております。
4番目の月島荘というのがございますが、この稼働率が伸び悩んで見えますが、月島荘の既存契約企業から2016年春の要望を取りまとめたところ、
現状で入居率を100%上回るところの要望を頂いており、新規の募集を中止し既存契約企業には抽選をお願いしているという状態でございます。
月島荘は入居者数のコントロールが難しい物件ですが他施設と同様に安定稼働に向け着実に推移してございます。

連結貸借対照表-1

乾汽船連結貸借対照表-1

連結の貸借対照表です
船舶、土地、建物についてはこれまでの説明のとおりでございます。
神戸みなと倉庫売却の影響もあり、現金及び預金は114億円。
本年の3月末は53億円でございましたので61億円の増加となっています。
また借入金は209億円でございますが、これが3月末は284億円ございまして75億円の借入金の返済ということになっています。
長期傭船の課題解決に備えるとともに大変な市況ではありながらも新規に船舶を建造するには好機と捉えており、これらの検討を並行して進めておる状態でございます。

2015年度第2四半期トピックス

乾汽船2015年度第2四半期トピックス

トピックスといたしまして、まず最初にイヌイ運送株式の取得でございます。
取得日は本年の7月1日でございます。
先行株式会社が保有していた51%の株式を買い取り100%子会社化といたしました。
イヌイ運送の事業規模は売上高27億円でして、きとして引越し業を営んでおります。
そのつぎですね。
その下です。
造船契約解約及び新規造船契約の締結です。
概要につきましては資料の通りでございます。
発注先の造船所との協議を経て、長い間懸案となっておりました発注残という問題、この一つを解決することになりました。
なお新造船はメインバンクとの協議を重ね不動産資産を担保の一部として活用する新たな仕組みのファイナンスにて融資を受けるべく取り勧めております。

2015年第2四半期トピックス2

乾汽船2015年第2四半期トピックス2

神戸みなと倉庫売却です。
概要は資料のとおりでございます。
2009年竣工稼働の神戸みなと倉庫は竣工時に第三者に売却する予定で開発を行っておりましたが、売却先が破綻したということが生じましてその後も保有し、賃貸物流施設として収益利益ともに貢献をしてまいりました。
昨今の物流不動産の売買市場が好調であったことから、資本の回収時期として適切と判断いたしました。
また売却交渉の過程で三菱商事グループと旧来より続いておりました関係ではございますが外航海運行業における継続的な互恵関係構築の取り組みが始まるきっかけとなりました。

以上私よりご説明を申し上げました。
ご静聴ありがとうございました。

乾汽船のIRはこちら
http://www.net-presentations.com/9308/20151120/flashplayer.html

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